金融移動店舗を被災地へ派遣 支援物資やJA上伊那の思いとともに

JA上伊那
職員に見送られながら出発するかみま~る号
職員に見送られながら出発するかみま~る号

JA上伊那の金融移動店舗「かみま~る号」が、1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災地へ支援のため出発した。出発当日となる2月1日、出発式が行われ、支援物資やJA上伊那役職員の思いを乗せて石川県へ向かった。
JA上伊那は地震発生直後から支援を打診。長野県信用農業協同組合連合会から農林中央金庫、石川県信連を通じて被災地の被害状況や支援の必要性などを確認したところ、「JAのと」より支援要請があったため派遣する運びとなった。期間は2月末までの1ヵ月。延長の可能性もある。また、JA上伊那のプライベートブランド「伊那華の」シリーズよりレトルトカレーや水、ワッフルなども支援物資として積み込んだ。
かみま~る号は入出金や定期貯金の契約、解約など店舗の窓口と同程度の取り引きが対面で行える。同JAは2019年、20年に1台ずつ運行を開始。支援中、上伊那管内は1台で運行する。
出発式で西村篝組合長は「災害時の緊急用でもあるかみま~る号が活躍する時。JA役職員や組合員の思いとともに現地で活躍してほしい」と激励。JA役職員に見送られながら金融職員2人と長野県信連1人で引き渡し先である金沢市の石川県信連へ向かった。

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