今だからこそ防災意識を高める 料理教室でパッククッキング

JAみなみ信州
パッククッキングに挑戦する参加者
パッククッキングに挑戦する参加者

JAみなみ信州女性部松川支部は24日、飯田市鼎の同JA本所調理室で部員11人が参加し料理教室を開いた。1月に発生した能登半島地震を受けて防災に関心が高まる中、災害時に役立つパッククッキングを体験。本所施設の見学も行い、災害時への備えなど説明を受け防災意識を高める機会となった。
料理教室ではエプロンサポーターを講師にパッククッキングで「プリン蒸しパン」と「なんちゃって卵焼き」の2品をつくった。少ない材料ででき、ポリ袋に食材を入れて湯煎することで簡単に温かい料理がつくれることを体験。南信州牛を使ったおもてなし料理2品もをつくり仲間との交流も楽しんだ。
調理後には同支所の古瀬聖史支所長が本所施設を案内。太陽光発電、蓄電池設備に加え停電対策として非常用発電機を備えていることなどを説明した。
参加した金子啓子さんは「現在も避難生活を強いられている方がいる中で、パッククッキングはとても身近に感じた。また、施設の防災対策も初めて知り、心強く、自分事として防災について考えることができた」と話した。
古瀬支所長は「個人の防災対策に加えて、JAや地域での備えも知ってもらうことで日頃からの意識を高めてもらえれば」と話した。
見学の最後には寺沢組合長と懇談も行い、盛りだくさんの1日となった。

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