適正な処分で責任を果たす 各地で廃プラ・不要農薬回収

JAみなみ信州
軽トラックで持ち込まれた不要農薬等を受け入れる職員ら
軽トラックで持ち込まれた不要農薬等を受け入れる職員ら

JAみなみ信州は毎年この時期に農業資材を販売する下伊那園芸農協など地元業者らと協力して管内各地区で農業用廃プラスチック・不要農薬の回収を行っている。23日には高森町の同JA高森南選果場で不要農薬の回収を行った。この日は事前に申し込みのあった246人、約2,900キロの不要農薬・容器等を回収。生産者が自家用車などで持ち込み、同JA職員ら12人が受け入れた。
産業廃棄物となる農業用廃プラスチックと不要農薬の適正な廃棄のため、法律に基づき農業者から委任された廃プラスチックについては年2回、不要農薬は年1回の回収を行っている。
廃棄物を持ち込んだ高森町で果樹を栽培する宮下寿博さん(68)は「きちんと使用し処分することまでが農業だと思って責任を持って管理している。ルールを守ってしっかり対応していきたい」と話した。
同JA高森支所営農課の山田昌治課長は「使用者・販売者の責任として適正な処理を行うことが生産者や農業を守ることにもつながる。生産コスト低減を目指して不要農薬が減るような指導や提案もしていきたい」と話した。
同JAでは1月~2月にかけて各地区で回収を行っていく。

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