花き青年部が情報交換 視察研修で生産のパワーに

JAみなみ信州
久保田さんの圃場で交流する部員ら
久保田さんの圃場で交流する部員ら

長野県花き青年部は25日、交流研修の一環で県内から参加した部員ら11人が飯田市でダリアを栽培する久保田直之(43)さんの圃場を視察した。同部では年に数回県内の部員が集まり圃場視察や研修を行い、部員同士の交流を通じて県全体での花きの生産振興を図っている。また幼い頃から花に触れてもらおうと子どもたちに対して『花育』もすすめるなど活発な活動を行っている。
久保田さんは11棟のハウスでダリアを中心にエキナセナなども栽培し母と妻が直売所にも多種の花を出荷している。9月~11月のダリアの最需要期をピークに通年栽培を行っていることなどを説明。参加者は興味深くハウス内を見学し、夏や冬の管理について質問するなど情報を共有した。
中野市でシャクヤクなどを栽培する同部の江原宏晃部長(37)は「南信州は県内でも花きの一大産地で県内を引っ張る存在。皆さんとの交流が刺激やパワーになる。今シーズンの栽培も頑張りたい」と話した。
視察を受け入れた久保田さんは「南信州の青年部員は8人ほど。1人ではなく仲間と頑張るのが農業の楽しさのひとつでもある。こうした交流で広がる仲間の存在が日々の農業への活力になる」と話した。
同部では25・26日に伊那市のJA南信会館で開催された県内で生産されるこの時期の花が一堂に会す品評会「第53回信州フラワーショーウィンターセレクション」の会場装飾や県内産の花材で花束をつくるなどしてイベントを盛り上げ、装飾作業や見学も含めた交流会となった。

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