諏訪農ガールのつどい 実践できる食と農のSDGsを共有

JA信州諏訪
SDGsについて話し合い、意見を模造紙にまとめる参加者
SDGsについて話し合い、意見を模造紙にまとめる参加者

諏訪地区農村女性団体連携会議と諏訪農業農村支援センターは1月22日、諏訪市のJA信州諏訪本所で第9回諏訪農ガールのつどいを開いた。JA信州諏訪女性部員や職員、市町村農業委員など諏訪地域の農業関係者ら人51人が出席。自ら実践できる食と農のSDGsについて皆で学び、思いを共有した。
諏訪農ガールのつどいは2013年から年1回この時期に開き、農業・食などテーマを設けて話し合いなどを行い、地域団体同士の交流を図っている。諏訪地域の農業・農村に関わる女性がSDGsの実践について理解を深め、農業分野と福祉分野が連携を促進することを目的としている。
当日は、茅野市のカフェ「菜のだ」の石原彩香さんと「諏訪圏域子ども応援プラットフォーム」事務局の木村かほりさんが「諏訪地域のSDGsの取組み」をテーマに講演。石原さんは地元農家との交流を大切にし、カフェでは廃棄となる規格外野菜を積極的に活用した日替わり弁当などを販売していることを紹介。木村さんは地域の子ども食堂の様子を伝え、多くの人の参加・連携を呼びかけた。
その後、参加者は7、8人ほどのグループに分かれ「私たちに実践できる食と農のSDGs」について話し合った。出された意見には「食品ロス削減を意識する」「畑で収穫体験を行う」「地産地消を大切にする」などがあり、それぞれを付箋に書き留めて模造紙にまとめ、代表者が発表した。
JA女性部湖北ブロックの金原多佳美ブロック長は「初めて知る知識がたくさんあり、改めて農業の大切さを学んだ。野菜を子ども食堂に提供するなど、女性部でできる活動を行っていきたい」と話した。

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