石川県七尾市に飲料水を送る

JA信州諏訪
トラックに飲料水の段ボールを運び込む関係者
トラックに飲料水の段ボールを運び込む関係者

諏訪市の有賀林野株式会社、株式会社カーフィット、諏訪地区輸送協議会、諏訪市は1月26日、令和6年能登半島地震で被災した石川県七尾市に飲料水を送った。出発式を同市役所で行い、緊急輸送用の3トントラックで当日中に七尾市へ届けられた。
有賀林野株式会社(小泉吉彦社長)は2019年、有賀林野農業協同組合の時代に台風19号で被災した長野市で炊き出しボランティアを行うなど、地域・社会貢献活動に力を入れている。今回は、小泉社長が新年のあいさつで市役所を訪れ、諏訪市の金子ゆかり市長に「被災地で何かできることはないか」と相談していたところ、金子市長から「七尾市が水不足で困っている」と連絡を受けたことがきっかけ。同社から協力依頼を受けたJA信州諏訪の正組合員で株式会社カーフィットの小泉信一郎社長も快く賛同し、3団体で計1464リットルの飲料水を調達した。七尾市との連絡調整を市が担い、諏訪地区輸送協議会(46社)が緊急輸送用の3トントラックとドライバーを確保した。
この日は、小泉吉彦社長ら同社員、小泉信一郎社長、諏訪トラック協同組合の津金一臣専務理事、市役所職員が協力し、トラックに飲料水入りの段ボール122箱を積み込んだ。出発式には金子市長も駆けつけて関係者に感謝を伝え、被災地へ物資が無事に届くよう皆でトラックを見送った。
有賀林野株式会社の小泉吉彦社長は「炊き出しの経験から、被災地の状況や被災した皆さんの気持ちが理解できる。物資が助けになればと思っている」と話した。
小泉信一郎社長は「被災地の皆さんは辛い思いをされていると思う。少しでも役に立つよう、今後も協力をしていきたい」と話した。

MENU