組合員懇談会 組合員の声を聴き事業に反映

JA上伊那
事業進捗状況を確認する出席者
事業進捗状況を確認する出席者

JA上伊那は1月17日から31日にかけて、12支所単位で組合員懇談会を開いている。2023年度のJA事業の進捗状況やJA・支所の2024年度の事業計画などについて説明。このうち、1月19日に飯島町の同JA飯島支所で開かれた懇談会には組合員32人が出席。JAからは下島芳幸専務や小林富夫理事、支所職員が出席した。
懇談会は「組合員との対話活動」をさらに強化し、より多くの組合員の声を事業運営や支所を拠点とした活動に反映させることを目的としている。また、昨年同様に「組合員の声を聴く活動」も実施。1月の訪問日で広報誌などと合わせて意見用紙を組合員へ配付し、意見や要望、それに伴う改善案等を募集している。ホームページでも意見集約フォームを開設した。
2023年度の事業進捗状況では、花卉や畜産で数量・金額ともに計画比を上回り、米穀、果実でも金額で計画を上回っている(12月実績)。2024年度は、農業所得増大へのさらなる挑戦として、生産量が県下トップで市場からの増産も期待されるアスパラガスに対し、10年後に販売高10億円を目指した指導、共選体制の整備などに取り組んでいく。
懇談会で小林理事は「アスパラガスはJAを上げて取り組んでいく。転作等を検討している方、それ以外の方もぜひご協力いただきたい」とあいさつした。また質疑応答では「生産量確保に向け若い人たちが農業を魅力に感じ、新規就農したいと思えるような施策の充実を希望する」との要望が出され、組合員の声を聴くことができる機会となった。
懇談会や組合員の声を聴く活動で寄せられた意見や要望は同JAの広報誌へ掲載する予定。

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