「女性のつどい」開催 仲間とともに住み良い社会へ

JAあづみ
活発な話し合いが行われたワールドカフェ
活発な話し合いが行われたワールドカフェ

JAあづみは22日、安曇野市の安曇野スイス村サンモリッツで「女性のつどい」を開いた。管内の女性総代やJA女性部員、JA役職員ら約90人が参加。JA組織の最前線で活躍するJA全国女性組織協議会の久保町子会長による講演を聞いた後、ワールドカフェで共通のテーマについて話し合った。
宮澤清専務理事は「女性の力や感性で考え、仲間とともに自分たちが住みやすい地域社会にしていってほしい」と挨拶を述べた。
女性のつどいは、暮らしの中で地域に根付いた小さな協同活動を広め、住みよい地域社会を仲間と共に築くことを目的に6回目となる。JA女性職員だけで企画や準備、運営をした。
講演会で久保会長は「JA女性 想いをひとつに かなえよう」をテーマに、「地域における女性の役割について」説いた。
ワールドカフェは、カフェのようなリラックスした雰囲気で少人数による対話を行う手法。参加者は25班に分かれ、コーヒーやお茶を飲みながら「JAと地域のいいところ」について協議した後、班を変え「ふるさとの景色を守るため私たち女性が出来ること」について再び話し合った。その後、各テーブルを回り様々な意見に目を通した。
話し合いで、ふるさとを守るためには(1)地元の農産物を食べる(2)こどもたちへの食農教育を通じて、食や農への関心を深める(3)田んぼを守り継承する-など食や農に関する意見が多く挙げられ、「農業を続け農地を守ること=景観維持に繋がる」重要な取り組みだと再確認した。
初めて参加したという女性総代の百瀬一美さんは「女性同士で話す機会は少ないので、貴重な取り組みだと思う。和気あいあいと話すことが出来た。男性の協力を得ながら、女性が地域で活躍できる場を作っていけたら」と述べた。

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