ラナンキュラス査定会 生産者のハウスで規格を統一

JA上伊那
ラナンキュラスの規格を確認する生産者ら
ラナンキュラスの規格を確認する生産者ら

JA上伊那花卉部会は1月17日、伊那市の株式会社フロムシードのハウスでラナンキュラスの査定会を開いた。生産者やJA全農長野、JA職員など20人が出席。出荷規格などを確認したほか、ハウスではラナンキュラスを見ながら規格の統一を図った。
ラナンキュラスは花びらが幾重にも重なったさまが特徴。咲き方によってシリーズ別に分類されている。管内ではトルコギキョウやその他の花卉を栽培している生産者が、冬の生産物として栽培している人が多い。また、ほとんどの生産者がフリルのような波打つ花びらが重なり、ボリュームのある「ポンポンシリーズ」を栽培している。
今年度の生育は全体的に順調。出荷はすでに12月から始まっているが、本格化する前のこの時期に毎年査定会を開催している。また生産者からの「ほかの生産者のハウスを見たい」という要望を受け、選花場ではなく生産されているハウスで行った。
査定会では同JA営農経済部園芸課の五味雅巳花卉係長が説明。「共選として高位平準化した品質の統一のため、多くの出荷ができるよう温度管理や潅水、病害虫防除に努めてほしい」と呼びかけた。
出荷は3月にピークを迎える予定。

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