令和6年度親元就農者・里親研修修了者激励会 将来の地域農業の核として活躍を

JA信州諏訪
決意を述べる新規就農者6人
決意を述べる新規就農者6人

JA信州諏訪は1月19日、諏訪市の本所で「令和5年度親元就農者・里親研修修了者激励会」を開いた。農業指導にあたった実親や里親、JA役職員を含め総勢28人が出席し、新規就農の夢を叶えた6人の今後の活躍を願って激励した。
JAは、3カ年計画(2022年度~2024年度)で取組む独自事業「農業振興サポート事業」の一環として、親元就農した農業者への助成、里親研修への支援を行っている。親元就農は認定農業者のもとで専従者給与を受け就農し、かつ将来的に経営移譲が見込まれる・経営移譲した経営体が対象。里親研修制度の利用で里親登録している農業者が研修生を受け入れた際に助成金を支払う。
当会は、研修を終えた新規就農者や関係者への労い、JAとの繋がりの強化、生産意欲の更なる向上が目的。
この日は、目録の授与や新規就農者による抱負の発表を行った。就農者はセルリー、パセリ・ブロッコリー、アルストロメリア、きく、スターチス、トルコギキョウをそれぞれ栽培する。
セルリー農家となった篠原耕志さん(25)は「小さい頃から見てきた仕事だが、就農決意後は、責任の重さを実感しながら学び続ける日々を送っている。父のように品質の良いセルリーを出荷できるようになりたい」と決意を語った。
父親の篠原慶太さん(61)は「農業は難しい時期を迎えているが、農業を継いでよかったと思えるような農業者になってほしい」と期待を寄せた。
小平淳組合長は「就農者の皆さんは将来、地域農業の核として活躍していただける存在。課題に直面した際は、親や里親、JA職員に相談しながら頑張ってほしい」と激励した。

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