生産者大会・作付け指導会および試験報告会 高品質・安定生産に向け、意思統一

JA信州諏訪
あいさつをする百瀬部会長
あいさつをする百瀬部会長

JA信州諏訪野菜専門委員会セルリー専門部会は1月15日、富士見町のJA会館ふじみで生産者大会・作付け指導会および試験報告会を開いた。生産概況や出荷計画、販売方針などを協議し、高品質・安定生産に向け、意思統一した。24年度は販売数量71万5,400ケース(1ケース10キロ換算)、販売金額20億1,720万円をめざす。
夏秋期日本一の生産量を誇る管内産セルリーの品質向上と生産者の意欲向上を目的に、毎年この時期に開いている。部会員、JA役職員のほか、来賓としてJA全農長野、講師として長野県野菜花き試験場・諏訪農業農村支援センターの担当者計47人が出席した。
23年度の生産時、天候不順などの影響で発生した課題を挙げ、24年度の対応を共有。JA営農部の職員が、育苗期の適切な環境や、移植時期や植付間隔を説明。作柄安定対策・各種障害対策で適正施肥や排水対策の徹底などを呼びかけた。また、注意する病害虫や対策方法も確認した。
販売強化に向けては、具体的な出荷計画に即した消費宣伝事業、事前提案による売り場確保・拡大などに力を入れる考えだ。
百瀬勝彦委員長は「豪雨、高温、干ばつなど例のない気象条件のなか、セルリー生産に励んだ1年だった。今日の会議を栽培の参考とし、次年度も高品質安定生産に努めたい」と話した。また、昨年11月に同部会が長野県園芸特産業関係功労者表彰を受賞したことに触れ、「今後も受賞に恥じない部会活動を行っていきたい」と決意を示した。

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