酪農部会新年会 家族そろって参加

JA上伊那
新年会に参加した生産者ら(長野県箕輪町で)
新年会に参加した生産者ら(長野県箕輪町で)

JA上伊那酪農部会は1月6日、同JAの協同会社株式会社グレースが運営する箕輪町の多目的施設「みのわパレス」で、4年ぶりとなる新年会を開いた。管内の生産者やその家族、西村篝組合長をはじめとするJA役職員ら39人が出席。管内の若手酪農家が企画開発した「酪農家のおもてなし牛乳」で乾杯し、情報交換や交流を深めた。
新年会は年間を通して休みのない酪農家に対し、家族団らんの場を作ろうと開催。家族そろって参加することで次世代を担う子どもたちとのつながりを深めることも期待される。
上伊那地域は県内でも有数の酪農地域で、現在、同部会では11戸が生産している。戸数は年々減少傾向にあるものの、若手生産者を中心とした生産規模拡大により全体の飼育頭数を維持。また、飼料価格が高騰する中、牧草や飼料用トウモロコシなどは全て自らが作付けしたものを使用するなど飼料の自給率の高さが強みとなっている。2023年はJA農産物直売所を中心にイベントやセールなどを行い、生産者も一緒になって販売促進に取り組んだ。
新年会には3歳から90代まで幅広い世代が出席。それぞれ生産者同士で情報を共有したり、参加した高校生が将来酪農家になるための進学について相談したりしながら、食事やお楽しみ企画を楽しんだ。
JAの西村篝組合長は「親子3世代で出席してくれた生産者もおり、家族はもちろん地域のつながりを感じた。ぜひこれからも、このつながりを大事にして酪農を続けてもらいたい」と期待した。

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