直接流通の核へ インターネットのりんご販売が好調

JAグリーン長野
リンゴのリパック作業を行う職員
リンゴのリパック作業を行う職員

グリーン長野の2023年度インターネット販売が好調に推移し、直接流通の核の一つになっている。2023年12月末時点で4,850万円(前年比117%)。販売先はJA全農のECサイトに限って出品。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、コロナ特需となった家庭内需要の落ち込みなどを懸念したが、品種を組み合わせた「品種食べ比べセット」や家庭向けの下位等級品など、アイテム数を強化。全国各地の新規顧客に加えリピーターの注文も増えている。
2024年2回目の出荷作業を1月16日に行い、直接販売に使用するリパック作業を行う中央流通センター内パッケージセンターで職員2人が発送品の品質確認と箱詰めを行った。この日はリンゴ「サンふじ」「シナノゴールド」の単品贈答用と、2種を詰め合わせた食べ比べセットの2アイテムを50件分準備した。インターネット販売を担当する営農販売部営業課職員は「長野のリンゴが少ない年明けの安定的な売り先の一つとなってきており、生産者の生産意欲の増大につながれば嬉しい」と話している。
今後も、インターネット需要を意識したアイテムを展開するとともに、リピーターや販売拡大につながる新たな販売チャンスの獲得に向け、インターネット販売を含む直接流通の強化につなげる考えだ。

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