上手にできたよ 育てた大豆で児童が豆腐作り

JAあづみ
完成した豆腐に興味津々な児童と北林委員長(左)
完成した豆腐に興味津々な児童と北林委員長(左)

JAあづみ女性部は16日から2日間、安曇野市立穂高南小学校2年生111人が同校に隣接する畑で育てた大豆「ナカセンナリ」を使った豆腐作りをサポートした。
部員5人とJA職員が講師となり「ざる豆腐」の作り方を手ほどき。慣れない調理に苦戦しながらも、出来立ての豆腐に大はしゃぎだった。
豆腐作りのサポートは同JAが展開する食農教育「あぐりスクールサポート」事業の一環。地域の農家や同JA女性部員らが学校へ出向いて子供たちに農家の思いや農作物が食卓に届くまでの過程などを伝えている。2015年度から始まった。
原料の大豆は生活科の授業の一環で6月に播種し、10月に収穫したもの。前日から水に浸しておいた大豆をミキサーにかけて煮た後、こしぬので包み搾って豆乳とおからに分けた。豆乳は焦がさないようにかき混ぜながら80℃まで温度を上げ、にがりを加えて固めた後、おたまで丁寧にざるに移し、水気を切って仕上げた。
完成した豆腐に喜ぶ児童は「うまく形になった。種まきとか収穫大変だったけど作ってみてよかった」と嬉しそうに話した。
同部の北林則子食育委員長は「普段何気なく口にしている食材を大切にするきっかけになれば嬉しい」と話した。

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