おいしく食べてね 小学生児童が育てた米販売

JA松本ハイランド
丁寧に梱包した新米を手渡した
丁寧に梱包した新米を手渡した

JA松本ハイランド青年部島立支部は、米づくりを通して子どもたちに食べることのよろこびや食の大切さを知ってほしいと、毎年松本市島立小学校の5年生と一緒に米づくりを行っている。児童たちは同支部部員の指導を受けながら、田植えから収穫までの一連の作業を体験。今年は自分たちが収穫したお米を保護者にも味わってもらおうと、11月28日の授業参観の前に販売した。
同小学校児童は自分たちが収穫した新米をより多くの家庭においしく味わってもらおうと、家族の人数に合わせて持ち帰れるように分量を10合、3合、2合、1合に分けて紙袋に入れて用意したほか、同校生徒が草木染で染めた布をミシンで縫い作成した布袋に新米を入れた「プレミア米」を数量限定で販売した。当日は混雑を避けるため販売時間を分け、予約制にて販売をおこなったほか、当日分として用意した新米も少量販売した。全種類あわせて700~800合の新米は1時間ほどで完売した。
同支部の大和田陽吉さんは「児童たちがしろかきから販売までの一連の流れを行う体験は貴重。大きくなってからも思い出してもらえればうれしい」と期待を込めた。同小学校の小平恵里教諭は「児童たちが一生懸命に取り組んでいる姿をみてすがすがしい気持ちだった。これからも地元の魅力をもっと知ってもらえればうれしい」と話した。

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