新品種・新農薬導入を検討 すいか栽培管理講習会開催

JA松本ハイランド
次年度の生産計画を確認する参加者
次年度の生産計画を確認する参加者

JA松本ハイランドすいか部会は11月22日、波田支所と山形支所ですいかの栽培講習会を開き、部会員計57人が出席した。
講習会ではJAの担当者より、今年度の反省点や次年度に行うべき対策、販売情勢が説明された。特に真夏日が続いたことにより消費が上向き、昨年を上回る最高単価でシーズンを終えたことなどを報告。また、すいか部会研究部にて導入を検討している3品種が試験ほ場で問題なく生育し、来年度も試験を続ける旨を共有したほか、今年の反省点を踏まえた次年度行う防除モデルを伝えた。
外部講師3人からの講習では、株式会社萩原農場普及開発部の園部通彦技術主幹が栽培のノウハウを指導。園部技術主幹は「育苗を始める前に育苗ハウスの汚れや破れがないかの確認や接ぎ木道具の消毒などの点検を行うと小動物や病気の対策につながる」「ハウス内が30度を超えないように調整しながらLEDライトを照射すると日照不足対策になる」と呼びかけた。また、次年度から導入をする品種「FRヘコタレン」と資材、農薬の説明をそれぞれ販売元の企業から行った。
すいか部会研究部の中野識文研究部長は「異常気象が見られる中でも、クオリティを維持して高品質なすいかを出荷できるように、今から対策をしっかりと練っていきたい」と次年度に向けて意気込んだ。

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