菊農家の鈴木仁美さんから菊染めストールづくりを教わる 信州諏訪の花を年間通して楽しもう

JA信州諏訪
できあがった黄色のストールを見せ合う受講生
できあがった黄色のストールを見せ合う受講生

JA信州諏訪女性大学は1月10日、茅野市の玉川研修センターで、「菊染めストールづくり」を行った。茅野市の菊農家の鈴木仁美さん(32)を講師に招き、初めて実施。高発色な管内産の菊を存分に活かした、おしゃれなストールができあがった。
今回は、JAが鈴木さんに依頼して実現した。鈴木さんは夫の紘平さんと2017年に名古屋から移住後、新規就農。輪菊や洋菊を栽培し、JAに全量出荷している。
ストールづくりは「寒い諏訪地域で菊を見られる期間は限られている。1年中菊を楽しんでもらえる活動がしたい」という思いがきっかけ。最近、ワークショップ等で多くの人に広め始めたところだという。
この日は夏の間、出荷規格外となり冷凍しておいた赤と黄の輪菊を使用。赤の輪菊でピンク色のストール、黄の輪菊で黄色または緑色のストールをつくった。
受講生は、ネットに入れた輪菊の花びらと真っ白なストールを鍋に入れ、菊の香りを楽しみながら10分煮沸。その後、希望の色ごとに指定された媒染液に5分浸した。この作業をもう一度繰り返し、お湯で洗うと色鮮やかなストールできあがった。
参加者は「菊の色が活きたストールで素敵」「やっぱり自然の色は美しい」とほほ笑んだ。
鈴木さんは「信州諏訪の花は発色が良いので、とても綺麗なストールができあがる。ぜひ洋服に合わせて身に着けてもらえればうれしい。」と話した。

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