セルリー苗受け渡し始まる

JA信州諏訪
セルリー苗を持ち帰る生産者
セルリー苗を持ち帰る生産者

JA信州諏訪は1月4日から、原村のJA育苗ハウスで生産者へのセルリー苗の受け渡しを始めた。7月上旬まで10日に1回、計19回行う計画だ。生産者は注文分の育苗箱を毛布等に包んで大切に持ち帰っている。
育苗経費や労力の削減、安定生産の支援を目的に毎年行っている取組み。播種・管理した苗を本葉1枚半ほどに仕立て、生産者に引き渡す。
今年は暖かい日が続いたため苗の仕上がりが早く、例年より1日早く受け渡しを始めた。この日は、茅野市・原村の生産者10人が、育苗箱計56箱を持ち帰った。今後は苗の生育に応じて数回植え替えを行い、3月上旬に加温ハウスへ定植。初出荷は5月初旬頃を見込んでいる。
同市の矢島秀一さん(40)は「立派で良い苗を受け取ることができた。天候や病害など難しい栽培環境にはあるが、対応を行いながら高品質なセルリーを生産したい」と話した。
同部農業振興センターの五味有係長は「今後も気を付けながら苗の栽培管理を行っていく」と話した。

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