菜の花プロジェクト安曇野 搾油した油を学校給食センターに寄贈

JAあづみ
油を寄贈する細萱代表(左から5人目)とセンター長ら
油を寄贈する細萱代表(左から5人目)とセンター長ら

JAあづみ管内の住民でつくるNPO法人「JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしん」のグループの一つで、搾油用に菜の花やヒマワリを栽培する「菜の花プロジェクト安曇野」は12月下旬、JA管内の学校給食センター5施設に無添加の食用油を寄贈した。
油は同プロジェクトメンバーが原料を栽培し搾油したもので、菜種油19本(1本=660ml)とヒマワリ油68本(1本=280ml)を贈った。
同プロジェクトはJA管内の住民が会員登録し、生きがいづくりの一環として、菜種やヒマワリを原料に食用油を作っている。安全で安心できる油を地元の子どもたちに食べてほしいと、2004年から毎年、管内の学校給食センターに贈っている。23年は、菜種油73本、ヒマワリ油206本を搾り、その一部を寄贈した。
同日、安曇野市豊科の同法人の事務所で贈呈式を開き、細萱富子代表らが各センター長に手渡した。
細萱代表は「こどもたちの笑顔を思い浮かべて作った。無添加の安全・安心な本物の油を美味しく味わって欲しい」と呼び掛けた。
安曇野市教育委員会学校給食課の西澤弘行課長は「貴重な油を大切に使わせていただきたい」と感謝していた。油は24年1月下旬の給食でキャロットサラダのドレッシング、ひまわり油はピラフの炒め油に使うという。
プロジェクトメンバーで同法人の池田陽子理事長は「メンバーの高齢化は進んでいるが安曇野の味を次世代へ繋いでいきたい」と述べた。

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