年末年始の「おもてなし料理」に南信州牛を 畜産農家が料理教室

JAみなみ信州
南信州牛を使った料理をする参加者
南信州牛を使った料理をする参加者

JAみなみ信州繁殖和牛部会女性部は15日、部員8人が参加し飯田市鼎の同JA調理室で年末年始に向け南信州牛を使った「おもてなし料理」を学ぶ料理教室を開いた。日頃から肉牛生産で共に頑張る仲間と一緒に、よりおいしく南信州牛を味わう調理法を楽しく学んだ。
肉牛生産では生産資材コストの高止まりに加え牛肉や子牛の価格が低迷する厳しい経営環境が続く中、安全安心な肉牛生産に励むだけではなくよりおいしく食べる調理法を学び消費にもつなげたいと企画。この日は同JAエプロンサポーターを講師に年末年始に活用できる「おもてなし料理」として、南信州牛を使ったローストビーフとキンパブを作った。参加者は「育てていても食べる機会はなかなかない」と話しながら手際よく調理を進め、1時間ほどで豪華なおもてなし料理2品が出来上がった。作った料理を味わいながら日々の生産の様子など情報交換をし、今後も頑張っていこうと確認し合った。
企画提案をした飯田市山本の唐沢朝子さん(54)は「畜産農家の仲間とのこうした交流が生産の励みになる。日々牛と向き合い一生懸命に育てている牛肉をより多くの方に食べてもらいたい。年末年始に南信州牛を手に取ってもらえたらうれしい」と話した。

MENU