第26回畜産共進会(繁殖の部)表彰式  高品質で高い市場評価

JAみなみ信州
雌の部最優秀賞を受賞した菅沼さん
雌の部最優秀賞を受賞した菅沼さん

JAみなみ信州と同JA畜産協議会は12日、飯田市鼎の同JA本所で第26回JAみなみ信州畜産共進会(繁殖の部)の表彰式を開いた。受賞者と同JA役職員、南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、JA全農長野の職員らおよそ30人が参加した。
繁殖の部の審査は生体の集合審査は行わず、今年4月~9月の市場販売価格で1頭当たりの平均価格の高い上位5名を表彰した。雌の部は38戸、去勢の部は36戸の生産者が子牛を出荷した。雌の部最優秀賞には飯田市の菅沼隆(すがぬま・たかし)さん、去勢の部最優秀賞には喬木村の内山繁一(うちやま・しげかず)さんが選ばれた。
同共進会副会長で同JAの塩澤昇営農担当常務は「生産者の努力と高い生産技術で南信州の畜産業は県内外から高い評価を受けている。生産コスト高騰の影響を大きく受ける中ではあるが、JAとしてもしっかりと対策を取り一緒にこの危機を乗り越えていきたい。生産者には引き続き高品質な生産に励んでいただきたい」と話した。
最優秀賞を受賞した菅沼さんは「日々の努力の積み重ねでこのような賞をいただけてうれしい。生産コストの高騰で厳しい状況が続いているが、循環型農業を実践するなど工夫をしながらやっている。引き続き高品質な牛づくりに励み南信州地域の畜産業発展に貢献したい」と話した。

入賞者は次の皆さん
【雌の部】
▽最優秀賞:菅沼隆(飯田市)▽優秀賞:遠山祥章(天龍村)、串原肇(下條村)▽優良賞:小山清志(喬木村)、伊豆はる菜(阿南町)
【去勢の部】
▽最優秀賞:内山繁一(喬木村)▽優秀賞:木下伸一(喬木村)、小山清志(喬木村)▽優良賞:佐藤康博(泰阜村)、中島武司(阿南町)

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