第18期あぐりスクール閉校 広く農業について学びを深める

JA上伊那
家族で協力してしめ飾りをつくる様子
家族で協力してしめ飾りをつくる様子

JA上伊那が食農教育の一環として取り組む、「あぐりスクール」の第18期が12月16日に閉校した。今期は管内の小学校3年生~6年生の69人が参加。当日は伊那市のJA本所で第9回の講義も行われ、しめ飾りを作った。
あぐりスクールは2006年に開校。参加児童は合わせて1200人を超え、卒業生が同JAで活躍するなど着実に成果が表れている。今期は4月22日に開校。これまでブロッコリーやサツマイモの植え付けや収穫、田植えや稲刈りといった農業体験のほか、同JA営農経済部畜産課から酪農について学んだり、地元の上伊那農業高校で夏野菜の収穫や蜜蝋を使ったハンドクリームづくりなど、広く農業について学び、体験してきた。
最後の授業となった第9回は恒例のしめ飾りづくりに挑戦。参加者はわらを編むところから完成まで家族や同JA職員と協力しながら取り組み、楽しみながらしめ飾りを作り上げた。
その後の閉校式では同JA組合長でもある西村篝校長先生が各クラスの代表者へ卒業証書を授与。西村校長は参加児童に対して「私たちは農畜産物の『命』をいただいて生きている。今回学んだことを忘れず、食べ物を大切にしてほしい」と呼びかけた。

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