生産振興と持続可能な農業へ懇談

JAグリーン長野
地域農業を守るために協力を要請した懇談会会場
地域農業を守るために協力を要請した懇談会会場

JAグリーン長野営農販売部は12月8日から25日まで地区ごと94会場で「営農懇談会」を開いた。生産振興に向けたJA次年度の農業振興計画のもと、各種補助施策や振興品目の推進、生産コスト低減に向けた肥料・農薬・果実袋の「年間特別予約」の説明と利用促進をめざしたもの。加えて、24年度は、2025年度から27年度の次期農業振興計画策定に向け、生産者・地域との対話を重ね、「持続可能な農業」へ方針を決定するべく、協力を呼び掛ける狙いだ。
会では、営農技術員が中心に説明。生産振興品目を中心に助成を行うJA独自制度「農業開発積立金」や「事業分量配当金」、行政による各種補助制度を紹介し、品目別・地区別振興計画を説明。あわせて、担い手の多様化も含め、担い手別向けの品目も提案。JA事業を利用しながら、振興品目を中心に積極的な導入を要請した。
長野市松代町のJA松代支所管内会場には、栗林和洋組合長も出席。栗林組合長は「次期農業振興計画に向け、地域の皆さんと、今後どのようにこの地域農業を守っていくのか、ともに検討をしていきたい」と話し、協力を要請した。
営農販売部では、各会場で生産者・出席者から寄せられた意見・質問・要望などをまとめ、次年度の農業振興計画に反映させるとともに、組合員の期待に応えた営農指導に取り組む考えだ。また、「年間特別予約」の積極的な利用を促進しながら、コスト削減による生産維持・拡大に寄与したい考え。

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