自分たちでつくった小麦でピザづくり スピカの食育活動

JAみなみ信州
スピカメンバーと楽しく行ったピザづくり
スピカメンバーと楽しく行ったピザづくり

JAみなみ信州女性部喬木支部フレッシュミズグループ「spica(スピカ)」は7日、メンバー5人が指導し喬木村の喬木第一小学校で6年生50人とピザづくりを行った。ピザ生地には児童らが5年生のときに種をまき収穫した小麦を製粉した「ハナチカラ」を使用した。スピカは地元産の小麦を育て食べるまで一貫した食育活動を行っている。
この日児童らはトマトソースとカレーモントレーソースの2種類のピザを作った。生地には強力粉と全粒粉も入れ、トッピングには地元産の食材をたっぷりと乗せた。トマトソースのピザは専用の焼き窯「スピカスペシャル」で焼き上げ、“自宅でも手軽につくってもらいたい”とカレーモントレーはフライパンで仕上げた。ピザ生地を発酵させる待ち時間にはこれまでの小麦栽培を振り返りながらクイズ形式で小麦への学びを深めた。
松澤希実さん(12)は「6年生になるとピザづくりができると楽しみにしていた。自分たちで育てた小麦でつくったピザは特別おいしかった。家でもつくってみたい」と笑顔で話した。
スピカメンバーの清水純子さんは「スピカの活動が広がり今年も1年の集大成のピザづくりができた。これからも細くても長く、活動を続けていきたい」と話した。
安全安心な小麦を使ってパンを作りたいと始まった同グループの活動は今年で10年目を迎えた。現在では同地区保育園や小学校での食育活動として定着。学校給食のパンにも小麦が使用されるなど活動が広がっている。

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