摘果作業の感謝を込めて 鉢盛中学校にりんご寄贈

JA松本ハイランド
村山部長(右下)と同部会の唐澤副会長(右上)からりんごを受け取る安部生徒会長(左下)と代田裕也教諭(左上)
村山部長(右下)と同部会の唐澤副会長(右上)からりんごを受け取る安部生徒会長(左下)と代田裕也教諭(左上)

JA松本ハイランドりんご部会今井支部と山形果樹部会は11月30日、松本市山形村朝日村中学校組合立鉢盛中学校に同JA産のりんご「サンふじ」を寄贈した。同校の2年生と3年生の生徒には毎年5月の繁忙期にりんごの摘果作業を協力してもらっている。協力へのお礼とともに、地元産のりんごのおいしさを知ってもらおうと毎年実施しているものだ。
当日は同支部の村山善成支部長と同部会の唐沢英彦副部会長が同校を訪れ、生徒全員にいきわたる量の「サンふじ」10箱(400個)を寄贈した。同支部の村山支部長は「りんごを持ち帰ってもらい、家族で地元の農業について話すきっかけになればうれしい。摘果作業のお手伝いは毎年とても助かっているので、今後もぜひ続けていただきたい」と話し、同校の安部伊良生徒会長は「大好きなりんごの栽培に関わることができてうれしい。持ち帰って食べるのが今から楽しみ」と話した。
同校で取り組んでいるりんごの摘果作業への協力は、同地区に住む子どもたちに地域の基幹産業である農業への理解を深め、興味を持ってもらうことがねらいだ。農業と関わりのない生徒にも、農業の大変さやりんごの生長過程を知る貴重な機会となっているほか、受け入れた生産者も人手が必要となる時期に労働力を確保できるなど互いにメリットが大きく、30年以上続く取り組みとなっている。

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