次世代を担う農業者との懇談会 現場の声に耳を傾ける

JAあづみ
活発な意見交換が行われた懇談会
活発な意見交換が行われた懇談会

JAあづみ農政協議会は11日、安曇野市堀金烏川の広域営農センターで「次世代を担う農業者との懇談会」を開いた。農産物販売の方法や農業所得の向上が課題となる中で、農家のJAへの意見を吸い上げ、次年度以降の事業計画に反映させることが目的。
この日は、米や果実、野菜などの管内の担い手農家やJA役職員ら約30人が参加。JAへの意見や要望、提案などを聞き、約2時間懇談した。
千國茂組合長は「現在、『農業・組織・経営基盤の確立』に向け事業を進めている。本日は忌憚のない意見交換の場にしたい」と挨拶した。
参加した農家からは「?忙期の労働力確保が難しい。働き手のフェアが出来るような仕組みを構築していただけないか」、「即効性のある価格転嫁策を実行して欲しい」との声が寄せられ、ほかにも「新規就農者向けの栽培マニュアル作成」、「肥料の生産拠点が必要」、「高温対策資材の購入代金の一部補助」など持続可能な農業の実現に向けた対応策についての意見や要望が挙げられた。
参加した米農家は「色々意見を述べたがJAにしか実践できない施策があるはず。現場の声を生かして迅速に対応して欲しい」と話した。

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