高品質なリンゴ生産目指して 剪定講習会開催

JAあづみ
サンふじの樹で実演指導する榑沼課長代理(左)と生産者ら
サンふじの樹で実演指導する榑沼課長代理(左)と生産者ら

JAあづみは管内各地で、質の高いリンゴ生産に欠かせない剪定講習会を開いている。20日、松本市梓川の圃場で開いた講習会には同りんご部会員など13人が参加。JA職員が講師を務め、品質向上や収穫量の平準化に繋がる整枝の手法や適正な樹形に整えるポイントなどを実際に剪定しながら指導した。
講習会では、同JA梓川地域営農センターの榑沼友和課長代理が講師を担当。「サンふじ」や「シナノスイート」などの樹で実演。リンゴの剪定作業の良し悪しで収穫量と品質に大きく影響を及ぼすことから、「剪定前に樹の様子を確認し樹勢を判断する」ことや「日光の当たり方や農薬のかかりやすさなどを意識した剪定」の必要性を説いた。
参加した生産者は「よく日が当たり消毒が行き届く樹形を目指して作業を進めたい。大変分かりやすかった」と好評だった。
榑沼課長代理は「昨年の剪定程度が適切だったかどうか樹を確かめながら作業を進めて欲しい」と集まった生産者に呼びかけた。
2024年1月上旬には、生産量の増えているリンゴの早生種「シナノリップ」に特化した講習会を開く予定だ。

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