JAみなみ信州は年末年始の最需要期に向け出荷ピークを迎えている特産「市田柿」の出荷受け入れを各地区で行っている。同JA松川支所では年末にかけ出荷量が増えることから12月から同支所営農課、営農技術員に加え同支所総務信用課職員も交代当番制で受け入れを行っている。金融や共済担当職員も特産品の出荷に携わり、生産者とのコミュニケーションの機会にもなっている。
同支所では18日、朝8時から1時間の受け入れで45人の生産者が荷造りしたトレーや化粧箱、ノンパック(バラ)などおよそ1.3トンの市田柿を持ち込んだ。多い時には軽トラック3~4台が列を作り生産者と職員が一緒になって丁寧に荷下ろし作業を行った。
同支所総務信用課金融渉外担当の三浦優輝さんは「担当地区の生産者に声をかけていただき訪問お約束をするなど業務にもつながっている。生産者が丹精込めた市田柿なので誠意をもってしっかり受け取り、お役に立てるよう今後の業務にも生かしていきたい」と話した。
この日市田柿を持ち込んだ生産者の堀木秋男さん(62)は「年末に向けてできるだけ年内に出荷しようと農家は一斉に作業を進めている。スムーズな受け入れ体制はありがたい。気持ちよく持ち込むことができる」と話した。
同JAでは1月中旬まで各地域で受け入れを行っていく。