富士見小学校3年1組の田口瑠兼くんが「第38回くらしと牛乳、牛さんありがとう絵のコンクール」長野県知事賞受賞

JA信州諏訪
長野県知事賞受賞作品を手に、笑顔を浮かべる田口くん
長野県知事賞受賞作品を手に、笑顔を浮かべる田口くん

富士見町の富士見小学校3年1組の田口瑠兼くん(9)が、「第38回くらしと牛乳、牛さんありがとう絵のコンクール」で、最優秀賞となる金賞の部の長野県知事賞を受賞した。乳牛の顔を画用紙いっぱいに大きく描いた迫力ある作品だ。田口くんは「牛を育ててくれている人に感謝して、これからも大好きな牛乳をたくさん飲みたい」と瞳を輝かせる。
コンクールは園児・児童の牛乳利用普及拡大及び酪農理解醸成を目的に開催。応募総数807点の中から、厳正なる審査の結果、10人が金賞の部に選ばれ、そのうち田口くん含む3人が最優秀賞となる長野県知事賞に選ばれた。また、銀賞10人・銅賞10人・佳作2人を選考。表彰式は11月11日、長野市のJA長野県ビルで行った。
田口くんの近所には牛を飼っている家があり、通学時や家族との散歩時など、日頃から牛を眺めているという。また、牛乳は毎食・おやつに欠かさず飲むほど大好きとのこと。
今回は学校の夏休みの課題で、絵を描くことが好きなこともあり出品を決めた。「牛が平和に暮らしているようすが描きたい」と、いつも目にしている牛を思い浮かべながら、青々とした牧草が生い茂る牧場にいる優しい表情の牛をていねいに描いた。絵の具を使って本格的に描くのは初めてで、最初は上手くいかず悩んだが、母さおりさんのアドバイスで、水を使って色をぼかしたり、薄くしたりする方法を取り入れたところ、納得のいく作品に仕上がったそうだ。
田口くんは「(受賞のことは)先生から聞いて、何も言えなくなるくらいうれしかった。家に帰って家族とペットにも報告した」と笑顔を見せる。
さおりさんは「小さいころから近くに牛がいる環境で暮らしていることもあって、とても上手に描けていると思う。これからも家族で牛乳を飲んで、酪農家の方を応援していきたい」と話した。

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