PB商品「JA信州諏訪のりんごジュース」の原材料に JA施設で加工用リンゴ集荷

JA信州諏訪
加工用リンゴの集荷を行うすわこ営農センター
加工用リンゴの集荷を行うすわこ営農センター

JA信州諏訪のプライベートブランド商品「JA信州諏訪のりんごジュース」の販売に向け、原材料となる加工用リンゴの集荷を行っている。品種は「ふじ」で、12月中の3日間で20トン分を集める計画。JA集荷施設に生産者が持ち込んだ後、松本市の工場に運搬。1月上旬から製造を行い、同月下旬からの販売をめざす。
管内では今年、JA果樹部会の部会員全72人が「ふじ」を栽培している。日照時間が長かったため、甘みのあるおいしいリンゴに仕上っている。春先の霜の影響による斜傾果、夏場の高温での日焼けが一部見られ、豊作だった2022年に比べると数量は減少する見込み。
諏訪市のすわこ営農センターでは12月12日、生産者12人が計550ケース(1ケース正味14キロ)を出荷。
同市の生産者(62)は「毎年加工用リンゴを集荷してもらえて助かる」とし、「『JA信州諏訪のりんごジュース』は自分たちでつくったリンゴで作っているので思い入れがあり、味もおいしい。ぜひ多くの人に飲んでほしい」と期待を込める。
「JA信州諏訪のりんごジュース」は2020年から年1回、毎年1月にJAの生活関連子会社(株)あぐりライフ信州諏訪、管内の農産物直売所、A・コープ店などで販売している。ストレート果汁100%缶ジュースで豊かな香りと濃厚な味わいが特徴。家庭用や贈り物として需要が高く、発売以降、毎年売り切れる人気商品だ。

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