市田柿最高品質「匠の頂🄬」 高級デパートで販売

JAみなみ信州
出荷に向け検品を受ける「匠の頂」
出荷に向け検品を受ける「匠の頂」

JAみなみ信州は6日から市田柿最高品質商品「匠の頂®」の出荷を始めた。今年度から700g化粧箱に加え170gトレーの販売も開始。今年度は700g化粧箱200ケース、170gトレー50ケース(1ケース5.1kg)の出荷を予定しており、全国の高級デパートや海外へも輸出し富裕層へのPRも強化していく。11日には生産者1人から出荷された5ケースを職員が1箱ずつ検品し関東方面へ出荷した。化粧箱は23日まで、トレーは品質によっては年明け1月中旬頃まで受け入れ出荷していく。
「匠の頂」は、同JA柿部会が主催する過去2回の「市田柿品質コンクール」で最優秀賞・優秀賞を受賞した生産者のみが出荷ができ、使われる資材も特殊荷造りによる出荷を行う。現在は8人の生産者がその称号を掲げ出荷し、高級デパートなどで販売されている。
営農部果実柿課の米山直樹係長は「匠の頂として認定された生産者は誇りを持って荷造りしている。コンクールに出展する生産者も年々増え、部会全体の品質向上にもつながっている。これからも高品質な市田柿づくりへの高い意識が全体へ広がっていくよう働きかけていく」と意気込んだ。
営農部販売課の伊藤謙三主任は「匠の頂ブランドを生産者とJAで作り上げ、市場や販売先から求められる商品にしていきたい。良いものを高く売る仕組みを構築していきたい」と話した。
同JAでは今年度第3回市田柿品質コンクールの開催を予定しており、さらなる匠の誕生が期待される。

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