2024年度トルコギキョウ品種説明会 新品種や播種のスケジュールなどを確認

JA上伊那
スクリーンで品種を確認する生産者
スクリーンで品種を確認する生産者

JA上伊那花卉部会トルコギキョウ専門部は12月7日、伊那市の同JA本所で2024年度トルコギキョウ品種説明会を開いた。生産者62人が出席し、育苗計画についてや上伊那オリジナル品種の採種状況などについて説明がされた。
昨年度は9月下旬に一部の圃場で病害虫の発生が見られたものの、本数・品質ともに良好だった。また採花率も高く、本数・金額ともに過去最高となった。
品種説明会では、上伊那オリジナル品種の開発に取り組む株式会社フロムシードより新品種の説明がされたほか、管内のトルコギキョウの播種の全量を担う農事組合法人いなアグリバレーでの播種のスケジュールなどを確認した。
また、市場の要望に応えるための品種構成についてもJA担当職員より説明がされ、色ごとの割合のほか、個人ごと品種を絞り、同一品種での期間を通した出荷ができるよう心掛けてほしいと呼びかけた。
同部会の山崎正人専門部長は「作り慣れた品種や病害虫に強いオリジナル品種を中心に選定いただき、1本でも多い出荷本数の増加を目指して栽培に取り組んでほしい」と話した。
2024年度は1月9日から5月22日にかけて計11回播種が行われ、3月15日から8月5日にかけて生産者へ苗が配られる。

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