農業高校生が料理コンテストに挑戦

JAみなみ信州
考案したレ料理と手作りのアルファ米をアピールする多武さん(右)と熊谷さん(左)(長野県飯田市で)
考案したレ料理と手作りのアルファ米をアピールする多武さん(右)と熊谷さん(左)(長野県飯田市で)

下伊那農業高校アグリサービス科3年生の多武桃伽さん(18)と熊谷陽夏乃さん(18)の「チームしーもくん」が応募した「サッパリ!野沢菜とレモンのクリームリゾット」が、(一社)家の光協会主催の第21回ザ・地産地消家の光料理コンテスト「お米を使ったレシピ」部門で応募数280点の中から佳作に選ばれた。
多武さんと熊谷さんは課題研究授業の一環で“栄養価の高い保存食を作ろう”とアルファ米の研究をしている。今回も自分たちで作ったアルファ米を使い、高齢者でも食べられるように米がより柔らかくなるリゾットにした。ふたりは小学生からの幼馴染で、レシピ考案も夏休みを利用して試作を繰り返し完成させた。使う食材はできるだけ地元産にこだわり、顧問の三澤今日子教諭の提案で地元産のレモンを使いよりさっぱりと食べられるようジェリーにして添える工夫もした。
多武さんは「卒業までのこりわずかだけれど、非常時でもこのレシピが再現できるように米以外の食材のドライ化も研究したい」と話し、熊谷さんは「コンテストに挑戦したことで研究の成果を発表し広めることができうれしい」と話した。今後も校内での成果発表に向け研究を進めていく。
活動を見守る三澤教諭は「自分たちでテーマを見つけてどんどんと学びが広がりとても楽しそうに研究している。このような成果の発表の機会にチャレンジして受賞したことは彼女たちの自信になるのでは」と話した。

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