信州諏訪のえのきたけ出荷本格化 冬本番の需要期に向け栽培励む

JA信州諏訪
収穫したえのきたけを目視で確認し、出荷調整・袋詰めをする伊藤さん(右)
収穫したえのきたけを目視で確認し、出荷調整・袋詰めをする伊藤さん(右)

JA信州諏訪管内で12月から、えのきたけの出荷が本格化している。原村の伊藤弥市さん(58)は週5日、平均40ケース(1ケース30袋)をJA富士見町野菜集荷所に出荷。冬本番の需要期を迎え、生産者一丸となって「品質の良いきのこを一人でも多くの人に食べてもらおう」と栽培に励んでいる。
伊藤さんの両親が、1975年頃にえのきたけ栽培を開始。自身も受け継ぎ、30年以上前から取組んでいる。2023年度は、家族と従業員計3人で栽培し、11月13日に初出荷した。えのきたけは例年通りの作業工程で栽培を行い、出来栄えも順調という。最盛期は12月中旬から2月下旬を見込み、3月20日頃まで出荷を行う計画だ。
伊藤さんは「信州諏訪のえのきたけは色が白く、歯ごたえはシャキシャキとしている。これから寒さが増すので、鍋料理や味噌汁などさまざまな料理に使ってほしい」と呼びかけている。
JAきのこ専門委員会は2023年度、えのきたけ生産者3戸で構成。高い技術力で高品質で安全・安心な栽培に取組んでいる。

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