1年を振り返る キク専門部反省会

JA佐久浅間
表彰を受ける中村さん(右)
表彰を受ける中村さん(右)

JA佐久浅間花き専門委員会キク専門部は11月30日、佐久市の佐久グランドホテルで反省会を開いた。部会員やJA関係者、市場担当者ら50人が出席。2023年度の生産販売実績や課題を振り返り、次年度に向けた取り組みや作付け品種などについて協議した。
JAの23年度の販売数量は、前年度比で輪菊88%、小菊86%、スプレー菊58%で、全体では87%だった。6月まで生育は順調だったが7月からの高温と干ばつなど、さまざまな要因によりキク栽培に厳しい環境となった。
市場担当者は「全国的に生産量が減少している中、主要産地への期待は高まっている。気象への対応は難しいが、伝統ある産地として1本でも多く出荷してほしい」と呼び掛け、産地の維持・発展と安定出荷を求めた。
23年度の出荷実績表彰も行い、出荷量や品種、秀品率などを基準に10人を表彰した。輪菊の部ではシーズンを通して最も秀品率が高かった生産者に贈られる出荷数量500ケース以上の部の優秀賞には、佐久市の中村隆弘さん、500ケース以下の部では、同市の関口誠さんが選ばれた。その他の受賞者は次の通り。
輪菊の部▽優秀賞(品種別部門)=萩原拓(佐久市)、井出和廣(佐久穂町)、桃井龍太郎(佐久市)、篠田武人(佐久市)▽功労賞=佐藤博(佐久穂町)▽検査員賞=小須田平(佐久穂町)▽新人賞=小平健夫(佐久市)▽小菊の部 優秀賞=井出武(佐久市)

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