育てるから味わうまで 准組合員向け農業体験イベント

JAみなみ信州
ダイコンの収穫を楽しむ参加者
ダイコンの収穫を楽しむ参加者

JAみなみ信州高森支所は11月18日、高森町内にある牛牧体験農場で、農作業を通じてJAを身近に感じてほしいと准組合員向けイベント「プチ家庭菜園体験」を開催した。管内の准組合員家族ら6人が参加した。自ら育てたものを食べ農に興味を持ってもらいたいと、9月に種を蒔いたダイコンを収穫し、参加者みんなでダイコンを使った料理を味わった。
参加者は前回畝をつくり種を蒔いた時につけた名前を書いた札を見つけ、大きく育ったダイコンを収穫した。小さな体で大きなダイコンを収穫する小学生の姿も見られた。この日は雪が舞う中の作業となったが、参加者と同JA役職員も協力して30分ほど収獲作業を楽しんだ。
その後同支所に移動し同支所職員が2日前から仕込んだおでん、ダイコンサラダ、豚汁をふるまい、参加者は冷えた体をあたためた。食事をしながら同JA営農技術員に家庭菜園で困っていることなど質問をするなどJA役職員との交流も楽しんだ。
妻とふたりで参加した滝沢昭彦さん(76)は「家でも庭で野菜作りを少ししているがダイコンを育てるほどスペースがないため今回妻を誘って参加した。久しぶりにダイコンを育て、昔を思い出して懐かしい気持ちになった」と話した。妻の美智子さん(71)は「イベントに参加してJAの施設なども見ることができ、今までよりJAを身近に感じられた」と話した。
同JAの福田幸志理事は「たいへん寒い中ではあったが皆さんと農作業を一緒に行い交流の機会が持てたことがうれしい。これからも准組合員の皆さんにもJAを身近に感じてもらえるような企画を行っていきたい」と話した。

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