金沢小学校収穫祭 お米の大切さ知った1年間

JA信州諏訪
元気よく餅つきを行う児童
元気よく餅つきを行う児童

茅野市金沢小学校5年生19人が11月29日、同校で稲作体験の収穫祭を開いた。収穫したもち米で餅つきを行い、味つけして皆でおいしく食べた。児童が1人ずつ、作業の思い出や関係者への感謝を発表する場も設け、1年間の体験を締めくくった。
JA信州諏訪茅野中央支所は同校の稲作を支援。栽培指導に携わった地元農家やJA役職員ら12人と、JAとゴールドスポンサー契約を結ぶサッカーJ3の松本山雅FC元選手の片山真人さんが招かれた。
児童はこの日、交代で杵を持ち、片山さんに教わりながら元気よく餅つきを行った。充分に餅がつけた後は食べやすい大きさにちぎって丸め、きな粉、あんこ、ごま、大根おろしで味付け。皿に盛り付け、皆で大きな口いっぱいにほおばった。
食事後は、児童が代かき、田植え、看板・かかし作り、稲刈り、脱穀、精米など各作業当日の写真を大画面に映し出しながら思い出を発表。
児童は「夏休みも田んぼを見に行って、5年生の良い思い出ができた」「教えてくれた方のおかげで、稲刈りが皆上手になった」などと振り返った。
大前直翔くん(11)は「お米づくりを通して、お米の大切さがわかった。普段から一粒も残さず食べているけど、これからも続けていこうと思う」と話した。
同校の稲作体験を毎年支援する矢島喜久雄さん、知子さん夫妻は「おいしいお餅を頂けて元気をもらった。1年間の稲作体験が、子どもたちの心に残ってくれたら嬉しい」と話した。

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