第12回安曇野市牛枝肉共励会表彰式 2年連続の最優秀賞に太田和男さん(=穂高有明)

JAあづみ
最優秀賞を受賞した太田さん
最優秀賞を受賞した太田さん

安曇野市役所で29日、「第12回安曇野市牛枝肉共励会表彰式」が開かれた。生産者や安曇野市農業再生協議会員ら約10人が出席。2年連続で最優秀賞を受賞した太田和男さんに、賞状や副賞を手渡した。
共励会は、信州安曇野市内の肥育牛生産者の技術の研鑽と産地の共販体制を強化し、牛肉流通体系の充実を図るとともに「信州安曇野牛」の品質向上に資することを目的に、今回で12回目を迎えた。
11月17日、安曇野市農業再生協議会やJA全農長野らが主催する「第12回安曇野市牛枝肉共励会」が大阪府の大阪市食肉市場(株)で開かれた。共励会には、市内の5戸の生産者が育てた肥育牛14頭の出品があり、公益社団法人日本食肉格付協会が定める審査基準に基づき、審査員が肉のサシ(霜降り)や色合い、きめの細かさなどを厳正に審査した。太田さんの枝肉は、霜降りの度合いや肉の旨味、柔らかさの評価基準「BMS」が12段階中11と出品牛の中でトップクラス。枝肉重量は430キロ、ロース73センチと個体値が高く、品質面の高さが評価され最優秀賞に選出された。
太田さんは「我々畜産業界は生産者の減少や肥料の高騰など厳しい状況下にいるが、行政などと協力し仲間を増やしていきたい」と述べた。
最優秀賞以外の受賞者は次の通り。かっこ内は地区名。
▽優良賞=株式会社降籏物産

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