飢餓の救いに マリ共和国へ支援米贈る

JAあづみ
米袋にメッセージなどを書き込む参加者ら
米袋にメッセージなどを書き込む参加者ら

JAあづみは2日、安曇野市堀金のJA広域営農センターで、コープながのと合同で、飢餓に苦しむ西アフリカ・マリ共和国へ送る国際協力田支援米の発送式を開いた。
コープながの中信地区の組合員家族や同JA理事、JA職員ら16人が参加。参加者は米袋に稲穂やアニメキャラクター、現地の言葉でメッセージを書くなど支援米を送り出す準備をした。
同JAはコープながのと連携し、JA長野県グループが展開する「国際協力田運動」に取り組み、21年目となる。この運動は、アフリカの食料不足に対する支援に加え、参加する子どもたちといっしょに世界の貧困や食料・農業について学ぶことを目的としている。
約10アールの国際協力田を管理するJAの北林明彦理事は「今年もいいお米が採れた。現地の飢餓に苦しむ人々の助けになれば嬉しい」と話した。
支援米570キロは12月中旬、長野市のJA集荷施設へ発送する。1月中旬には県下全体の出発式が行われ、支援米は約2万キロの船旅を経て3月中に現地に届けられる。

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