特産「市田柿」を未来へ 中学生が作業体験

JAみなみ信州
市田柿の吊るし作業を体験する生徒
市田柿の吊るし作業を体験する生徒

飯田市立緑ヶ丘中学校の1年生1組の生徒29人は6日、市田柿の加工・出荷を行う高森町の同JA市田柿工房で市田柿の作業現場を見学した。同校で取り組むふるさと学習で「市田柿の魅力を発信しよう」をテーマに学習する生徒らは、地域の特産物への学びを深めた。
この日生徒らは同JA営農部果実柿課の米山直樹係長から市田柿の歴史などについて説明を受け、動画「未来へつなぐ、市田柿」を鑑賞し生産工程などを学んだ。続いて衛生服を着て同工房で皮むきや選別、吊るし作業を見学したあと、実際に吊るし作業を体験した。
棚田悠斗さん(13)は「機械と人の手で市田柿がつくられる様子を間近で見ることができた。今まで勉強してきたことを目で見られて、市田柿が地域にとって大切なものだと実感できた」と話した。
米山係長は「この地域の特産品を守り発展させていくために食育活動を通して魅力を伝えたい。若い世代にも市田柿を知ってもらい、食べてもらいたい」と話した。
  同JAが事務局を務める市田柿活性化推進協議会では地域特産「市田柿」を若年層にも知ってもらい身近に感じてほしいと同JA管内の保育園・小中学校向けに施設見学やパンフレット、PR動画などを活用した食育活動を行っている。

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