生産者の期待に応える販売を 市田柿トップセールス

JAみなみ信州
トップセールスを行う寺沢組合長
トップセールスを行う寺沢組合長

JAみなみ信州は28日、東京都大田区の東京都中央卸売市場大田市場で南信州特産「市田柿」のトップセールスを行った。24日からいよいよ出荷が始まった市田柿は、約1800人の生産者によって丁寧な加工作業が進められている。地域特産として産地全体で市田柿のブランド化に取り組む同JAでは、同JAの寺沢寿男組合長と同JA柿部会の原田健夫部会長、南信州広域連合長で飯田市の佐藤健市長、全農長野職員、同JA職員の6人が市田柿をデザインした法被を着て並び卸売業者や市場関係者に向かって市田柿のシーズン到来をアピールした。
寺沢組合長は「いよいよ今年も市田柿の出荷が始まった。今年も食味の良い素晴らしい品質の市田柿に仕上がっており、消費者の皆さんに満足いただけると確信している。産地一丸となって高品質な市田柿を生産し、来年2月までしっかりと消費地へ供給していく。生産者の期待に応えられる販売をお願いします」と力強く呼びかけた。
仲卸業者㈱三祐営業本部の秋山順次部長は「今年も多くのお客様が市田柿を待っている。安定した供給と高品質な生産をお願いしたい。年末から年始にかけて売り場をしっかり確保し安定した販売に努めていく」と話した。トップセールス後、100個用意した個包装のサンプルがすぐにはけてしまうほど市場での注目の高さが伺えた。
前日の27日には全農長野東京販売事務所で同JA役職員、飯田市佐藤市長はじめ同市職員、市場関係者5社、全農長野南信事業所、全農長野東京販売事務所が参加し市田柿販売促進会議を開き、今年度の市田柿の生産加工状況や販売対策、競合産地の情報を共有した。販売金額26億円を目指し、年末の最需要期に向けて安定的で高品質な市田柿の生産をすすめ、輸出についても力を入れ関係者一丸となって販売していくことを確認した。

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