リンゴオーナー収穫祭 県内外から楽しみに来園

JA上伊那
家族で協力してリンゴを収穫・箱詰めした
家族で協力してリンゴを収穫・箱詰めした

JA上伊那と各市町村が協力して開くリンゴオーナー収穫祭が4日と18日、19日に管内各地で開かれた。管内の生産者と都市部の消費者との交流や、地域活性化などが目的。このうち中部地区の(伊那市・南箕輪村)のリンゴオーナー園では18日と19日に行われた。
今年は7月に契約会を開き、全体で414件、451本が契約となった。収穫祭まではそれぞれの園主がリンゴを管理。オーナーはリンゴがたくさん採れることを願って今回の収穫祭を楽しみに待っていた。
伊那市西箕輪の重盛正さんの園では両日、「ふじ」の木のオーナーが訪れた。今年は台風の被害はなかったものの、猛暑の影響により小玉傾向で果実が割れてしまうといった症状が出た。しかし、食味は申し分なくおいしい「ふじ」となっている。
約15年前から毎年続けてオーナーとなっている三重県の家族は19日に来園。赤く実ったふじを収穫しながら樹の近くにシートを敷き、食味を確かめながら知人へ贈るための荷造りも合わせて行った。家族の父親は「猛暑で小ぶりなのは承知していたが、思ったよりも実が付いていて、味もおいしい。子どもも楽しんで収穫しているので良かった」と笑顔で話した。
重盛さんは「来てくれた方はみんなおいしいと言ってくれている。形や姿にとらわれずにおいしいリンゴを味わってほしい」と話した。
中部地区のリンゴオーナーでは、ほとんどの人が今回の収穫祭で来年の契約会の予約をしていくほど高い人気を得ている。

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