農作業事故防止と農機具を大切に使うために 農業機械の安全使用講習会を開催

JA松本ハイランド
セルフチェックのポイントを真剣に学ぶ参加者(10日、長野県松本市)
セルフチェックのポイントを真剣に学ぶ参加者(10日、長野県松本市)

JA松本ハイランド農機センター山形は11月10日、同JA神林支所で同地区の農業機械を使用する生産者を対象にトラクター・管理機安全使用講習会を開催した。生産者、同JA職員など12人が参加。農業機械の適切な使用方法を学び事故の防止につなげるとともに、適切な管理方法を学ぶことで農機具を長く使い続け、コストの抑制につなげることがねらいだ。
講習会では、同センター職員が農作業中事故の実例を紹介し、農作業事故防止を呼びかけた。その後は、同地域でよく使用されているトラクター、管理機の使用方法について、同センター職員及び農機具メーカーの担当者が講師となり、講義を行った。参加した生産者は、実物の機械を見ながら、農業機械の安全な使用方法や、操作方法のポイントなどのアドバイスを受けた。また、農機具を長持ちさせるため、エアフィルターの清掃方法や各器具の交換時期などについて学んだ。
同センター神林地区担当の宮川貴宏さんは「農作業事故は誰にでも起こりうる事で一歩間違えれば命を落としてしまうため、安全な作業に努めてほしい。適正に使用できるようセルフチェック及びJAへのメンテナンスの依頼をして頂き、長く大切に使用してほしい」と呼びかけた。講習会に参加した生産者は「農作業はつい夢中になり無理をしすぎるが、休憩などして落ち着いて行いたい」「機械によって軽油とガソリンの管理方法の違いなど日頃、疑問思っていたことが解消された」と話した。

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