販売額91億円 JA佐久浅間野菜販売反省会議

JA佐久浅間
あいさつする浅沼組合長
あいさつする浅沼組合長

JA佐久浅間は11月16日、小諸市の小諸グランドキャッスルホテルで野菜販売反省会議を開いた。高温や干ばつ、降雹などの影響を受け厳しい情勢の中、2023年度の市場販売額が10月末時点で前年比107%の91億円となった。主要品目では、ハクサイが18億5000万円、キャベツ類12億9000万円、レタス類9億円、ブロッコリー20億5000万円だった。
取引市場9社をはじめ、委員やJA関係者ら約70人が出席。JA全農長野とJAが23年度の生産販売経過や品目別の販売状況を報告。次年度に向けた課題として、生産品目の需要に見合う作付体系の構築や物量の確保、異常気象条件下における安定生産対策、生産コスト増加に伴う販売価格への転嫁などが挙げられた。
同JAの浅沼博組合長は「気候変動や資材価格高騰など農家に大きな影響を与えている。農業を守ることは、農家の生活を守ること。これからもJAは農家所得向上を目指し、地域の農業を振興していく」と話している。

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