りんご学習教室 1年間の実りを収穫

JA上伊那
リンゴを収穫する児童
リンゴを収穫する児童

南箕輪村立南箕輪小学校の3年生31人は11月14日、リンゴの収穫作業を体験した。JA上伊那南箕輪支所が実施する「りんご学習教室」の一環。地元農家から栽培方法を学ぶことで、リンゴの成長過程や栽培の苦労、収穫の喜びを感じてもらうことを目的に毎年開いている。この日、同校の児童らは協力農家の田中實さん(73)の園地を訪れ、リンゴを観察。その後、前回の授業で模様が付くようにシールを貼ったリンゴを収穫した。
今年は管内2校の小学3年生185人が同教室に参加し、地元農家4人が協力。児童らは摘果作業の体験や目印を付けたリンゴの大きさを測りスケッチするなど、年4回の授業を通じて成長過程を学んできた。
この日、児童らは慣れた様子でノギスを使ってリンゴを測定し、スケッチして成長を記録。1人4個ずつ収穫した。その後、田中さんが栽培しているリンゴ2品種を食べ比べ、味や食感の違いを楽しんだ。児童は「思ったよりも簡単に収穫できた」「品種によって味がぜんぜん違う」「収穫したリンゴを食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
田中さんは「子どもたちと一緒にできることがうれしい。少しでもリンゴや農業のことを知ってもらうための手伝いが出来たら」と話した。

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