JA上伊那アルストロメリア専門部出荷査定会 出荷規格を確認

JA上伊那
収穫時の開花状態を確認する生産者
収穫時の開花状態を確認する生産者

JA上伊那花卉部会アルストロメリア専門部は11月11日と13日、管内3会場で出荷査定会を開いた。アルストロメリアはJAの主力品目の一つで、生産量は日本一。これからの需要期に向け出荷規格を確認し、品質の統一化を図った。
管内では約50人がピンクや白を中心とする約100品種を栽培。ハウス栽培のため年間を通じて出荷しているが、10月ごろから本格化する。今年は年間1300万本の出荷を目指す。
今年は9月下旬まで厳しい暑さが続いたことで生育は20日から1ヵ月程度、遅れているが生産者の栽培管理の徹底により品質への影響は少ない。
13日、駒ヶ根市のJA上伊那駒ケ根花卉選花場で開かれた査定会には生産者17人が出席。収穫の基準となる開花状態や栽培管理方法を確認した。また、JA担当職員は春先の改植に合わせて土壌診断することを推奨。診断結果から適正量の肥料散布を行い、余分なコストの削減につなげてほしいと話した。
同専門部の堺澤貞幸副専門部長は「これから年末年始にかけて本格出荷となる。1本でも多く品質の良い花を出荷しよう」と呼びかけた。

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