迎春へしめ縄作り本格化 有志集い着手と

JAあづみ
飾り作りに励むメンバーら(安曇野市穂高有明)
飾り作りに励むメンバーら(安曇野市穂高有明)

JAあづみ女性部有明支部の有志で結成する「縄の会」は、迎春に向け正月飾り作りを本格化させている。21日、安曇野市穂高の同JA有明出張所に隣接する旧生活センターにはメンバー5人が集まり、わらを編む係、飾りを付ける係など得意分野に分かれて慣れた手つきでしめ縄を仕上げた。2023年は1000本を制作する予定だ。
12月23・26日の両日、同センターで「有明新鮮市」を開き、「ごぼう」や「うちわ」、「おちょこ」など7種類の正月飾りを販売する。両日とも午前9時から正午までで、売り切れ次第終了。正月飾りは200~3500円、大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」でも販売する。
正月飾り作りは20年目。材料のわらは、地元の農家から譲り受けたもので、穂が出る前の7月末頃に青刈りした状態の良い物を天日干し、保管していた。今年は9月上旬から制作を始めた。メンバーの仕立てるしめ縄は好評で、市内の企業や県内の神社、リピーターなどから注文が相次いでいる。注文数は2018年の430本から約2.5倍の1000本と倍増していて、メンバーの制作意欲向上にも繋がっている。
同会代表の中村きよこさんは「1つ1つ丹精込めて作っている。購入者に福が訪れ、最良の1年になれば嬉しい」と笑顔で話した。

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