牛も豚も 南信州産食肉のおいしさをPR

JAみなみ信州
焼肉を販売する今村さん
焼肉を販売する今村さん

南信州畜産物ブランド推進協議会は3日、飯田市が同市中心市街地活性化の一環で行うイベント「第15回飯田丘の町フェスティバル」に出店し、南信州牛の牛串と南信州の銘柄豚の焼肉を販売した。これまでも同イベントなどで牛串の販売は行っていたが豚肉の販売は今回がはじめて。南信州産食肉のおいしさをアピールし消費拡大につなげようと、養豚農家の今村篤さん、同JA職員、同市農業課職員らが店頭で肉を焼きおいしさをPRした。
この日は南信州牛の牛串と、南信州の銘柄豚「SPF豚」「純味豚」「ゴールデンポーク」「くりん豚」「千代幻豚」「幻豚」「天竜峡黒豚」「さんさん黒茶豚」の8つは20分ごとに種類を切り替え食べ比べできるよう販売し、この日1日で約300人が味わった。
天竜峡黒豚を生産する今村さんは「生産者同士は日々おいしい豚肉を生産する善良なライバル。産地でまとまって活動することが大きな力になる。このようなイベントで産地を知ってもらうことが大切なこと。生産者も一緒になって産地としてPRしていきたい」と話し、店頭に立ち客に銘柄豚の説明も添えながらおいしさをアピールした。
南信州は血統や飼料、肥育環境などにこだわり時間と手間をかけ育てられる優れた銘柄豚の産地。飼料高騰などで厳しい経営を強いられる中、現在8軒の養豚農家によって安全安心な豚肉が生産され、部会を中心に生産品種の検討を行うなど積極的な生産が行われている。

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