リンゴ収穫を通じて農業への興味関心を

JAグリーン長野
脚立に登ってリンゴ収穫に挑戦する子ども
脚立に登ってリンゴ収穫に挑戦する子ども

JAグリーン長野と長野市篠ノ井の生産者による「有旅ビュウーりんごオーナー実行委員会」は11月18日・19日、同市篠ノ井の2カ所のリンゴ園で、リンゴオーナーによる収穫体験を行った。今年は全国各地の新規及びリピーター客79組91本の予約があった。
18日には42組225人が来園。園主が丹精込めて栽培したリンゴ「サンふじ」を、家族や夫婦、友人同士などで協力をしながら、脚立を使いながら収穫。贈答用のダンボールに箱詰めを行って発送したり、自宅に持ち帰るようにかご等に詰めたりするなど、それぞれに収穫を満喫していた。埼玉県から収穫体験を目的に訪れた一家は、「リンゴの色も良く、こんなにたくさん収穫できるなんて本当にうれしい」と喜んだ。リピーター歴20年強という市内からの来場客は「本当に長い間楽しませてもらっている。今年は特に栽培が大変だったと聞いたが、味見したものは毎年の通りに美味しく、良いものを作ってもらっていてありがたい」と感謝を述べた。園主の田島敬久さんは、「猛暑などの影響や病気などもあって栽培が難しく苦労した年」と振り返ったが、「収穫直前に色も入り、皆さんに喜んでもらえて安堵している」と胸をなでおろした。
JAでは、今後もリンゴオーナー制度を通じ、県内外の農業未経験者などに自ら収穫作業等を体験してもらうことで、収穫の喜びや労苦などを体験してもらいながら、農業への理解醸成・興味関心をひきたい考えだ。

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