「リンゴフェア&農業祭り」 40年以上続く恒例イベント

JAあづみ
台車に贈答用リンゴを乗せるJA職員ら
台車に贈答用リンゴを乗せるJA職員ら

JAあづみ三郷支所と三郷地域営農センターは18日から2日間、安曇野市三郷の同支所構内で「リンゴフェア&農業祭り」を開いた。晩生種リンゴ「サンふじ」の収穫最盛期に合わせて40年以上前から続く恒例イベント。
JA理事やJA職員らが贈答・自家用リンゴや秋野菜、新米などを対面販売したほか、(株)かまくらやによる新そばの振舞いやミニコンサートを実施。4年ぶりにコロナ禍前の規模で開催した。
安曇野産リンゴの人気は高く、地元をはじめ首都圏や中京、関西方面などから大勢の来場者で賑わった。販売開始と同時に10箱単位で購入する客の姿が見られ、贈答用リンゴは開始1時間で約300箱が売れるなど大盛況だった。
2023年は、春先の凍霜害や高温、降雹などの影響により上位等級品や数量確保が難しくリンゴ「サンふじ」の贈答用(1箱=5.10キロ)、家庭用(1箱=5キロ)合わせて約2200箱、袋詰め(1袋=3キロ)は600袋を用意した。
贈答用・家庭用リンゴを合わせて約30箱購入した佐久市の山崎冨士男さん(75)は「安曇野産リンゴは実が柔らかくて密が甘い。全国にいる友人が美味しいリンゴを待っているので数を確保できてよかった」と嬉しそうに話した。
温地区担当の鶴見武敏理事は「今年は春先の凍霜害などの影響はあったが丹精込めて育てたりんごを県内外問わず多くの来場者にお買い求めいただき嬉しい」と話した。

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